神々の鄕

神在月初日、神様を御迎えする日の朝、うちのわんこの兄弟&従兄弟に会うために、出雲へ行ってきました。

兄弟たちのお家には午前中おじゃまし、昼前にはおいとましました。

稲佐の浜へ行ってみたかったのですが、今夜神事があるということなので、そちらは避け、長閑な田園風景を抜け、夕陽が綺麗という「道の駅キララ多伎」へ向かいました。

キララ多伎は夕陽が綺麗らしく、この辺で夕暮れまで時間を潰すことにしました。砂浜からから見上げる道の駅は小さなモン・サン・ミッシェルのようです。

しばらく波間で遊びました。天気が良く温かい日だったので潮風がとても心地よかったです。

ランチ後、そこから少し行ったところに、カフェがあると言うので、行ってみました。

「珈琲店 蒼」は海と国道に挟まれていて、うっかりしていると見過ごしてしまいそうな小さなお店ですが、独特な雰囲気をもった素敵なお店です。

店内からは全面に海が見え、テラス席もひとつありました。わんこが居たので私たちは外テーブルへ。

テーブル席は右手にお店が建っているので店内からの景色とはまた違って見えると思いますが、爽快な解放感があり、風に辺りながら寄せる波の音を聴いていると思わず時間を忘れます。

メニューをもらって驚いたのが、ウォッシュとかナチュラルとか、豆の精製方から豆の種類までたくさんの中から好みのものを選べる、こだわり感ある珈琲店でした。

私はナッツのパウンドケーキとタンザニアコーヒーを注文。なんと、コーヒーがポットと一緒に出てきました。感激!ナッツのパウンドケーキもナッツがギュウギュウに詰まっていて美味しかったです。

コーヒーは販売もされていてお土産に少しだけ買って帰りました。

それにしても、一日中ここに居たいくらいのほんとに時間の落とし穴に入ったような感じのしてくるお店でした。

後ろ髪を引かれながら夕陽を見にキララ多伎へ戻りました。

水平線と山際あたりに沈んでゆく夕陽をじっと眺めていたのは久しぶりです。何かと時間に追われがちな今の生活に、たまにはこんなぼ~っとした時間も大切かも…。

出雲には普通の場所にも素敵な風景がたくさんありました。今度は観光地もいろいろ巡ってみたいです。